初心者が悩むIntel vs AMD
CPUとは
まずCPUとは何かについて説明クマ
人で言う頭や頭脳
CPUとは「セントラル・プロセッシング・ユニット」の頭文字をとり省略したもので、自作PCを作る際に必ず必要なパーツの1部分です。
PC作業の処理や計算などを行い、最もパフォーマンスに関係します。理想のパフォーマンスに該当するCPUを選ぶことが最も重要で、今後の作業などにかなり影響を及ぼすので慎重に選択するのが好ましいです。
以前からCPUの働きを良く人間の体で例えられることが多い。
人間で言うならCPUとは「頭」や「頭脳」と例えられることが多いですが、最近のCPUは進化し脳や頭脳以上と言えます。それはCPUの中に映像を出力できる「GPU」も内蔵され、ゲームや動画処理を行わないのであればグラフィックカードも不要なまでになりました。
製造会社
自作PC界隈においてCPU製造会社は「Intel(インテル)」と「AMD( アドバンスト・マイクロ・デバイセズ )通称:エーエムディー」の大きく2社が存在し、現在も世界的なCPUシェア率を比較すると過半数以上はIntel製CPUだと言えます。しかしAMDのCPUも近年はかなり飛躍しシェア率を伸ばしています。その背景には、CEOが変わったことが大きく影響してると思われます。近年では、AMDの現CEO : Lisa Su(リサ・スー) がCEOに就任後、 7nm世代Ryzenシリーズが登場しCPUのプロセッサー・ダイのサイズも7nm製造販売に成功しCPU市場を独占状態だったIntelのシェア率を奪い、株価も2倍近く上がっての大進撃を繰り広げています。Intelは2019年1月に新たにCEO:Robert (Bob) H. Swan(ロバート・スワン)が就任。 Intel製プロセッサー・ダイのサイズは依然14nm。 しかしながら世界シェアNo.1を誇る半導体メーカーの王者Intel は現在も健在しています。
CPUの仕組みの違い
最近のCPUの違いを初心者の方にわかりやすく解説
AMDのCPUを「Ryzen」シリーズ、IntelのCPUを「Core i」シリーズとし説明していきます。
- プロセッサー・ダイ(プロセス)のサイズが違う
Intel(14nm)、AMD(7nm) - 規格が違う(同じマザーボードは使えない)
Intel(soket : LGA1511など)、AMD(soket : AM4など) - 内蔵GPUの有無
Intel(内蔵GPU/有)、AMD(内蔵GPU/無) - 価格
Intel(高い)、AMD(安い)
細かな違いを簡潔にまとめるとAMDがPCIe 4.0をサポートしてるのですが現在のところSSDぐらいにしか恩恵が見られないです。
PCI Express 速度表
方向 | PCI Express 4.0(PCIe Gen4) | PCI Express 3.0(PCIe Gen3) |
双方向 | 3.938 GB | 1.969 GB |
一方向 | 1.969 GB | 0.9846 GB |
IntelとAMDの選び方
ゲーム用途
Intel製のCPUを選ぶほうが幸せになれます。
多数のwebサイトでゲームベンチ比較されてるので 今回は難しい説明は省略。
ゲームの種類にもよるのですがシングルスレッドに特化してるゲーム、あるいはマルチスレッドに最適化されてるゲームタイトルもあるので一概にこれとは言えませんが総合的にIntel製CPUがゲームに強いです。
ゲームタイトルごとに推奨スペックが公表されていると思うので、各ゲームの公式サイトで確認して購入してください。
デスクワーク用途
IntelやAMDでもどちらでも問題はないのですが、大事なのはPCで使用する作業量。
ゲーム、offceソフトや動画編集と作業する工程は沢山存在しますが、仕事量に対して少ないのに多コアのCPUを使用しても宝の持ち腐れ。一般ユーザーが使用する上で6コアもあれば十分すぎます。
コスパ
AMDが世間ではコスパが良いと言われます。しかし10コア以上のCPUで比較した場合CPU自体のパフォーマンス(性能)を「一般ユーザーが100%引き出すことをできるのか?」と言うと、ほぼ「不可能」と断言できるかもしれません。
コスパと言うのは「コスト」と「パフォーマンス」であってパフォーマンスを引き出す力がなければコスパと言う表現は出来ないため一概にAMDが圧倒的にコスパが良いとは言い切れない部分もあります。
- 結論コスパとはユーザーのPCスキルによって変わる物
- 大事なのは自分がどのぐらいのパフォーマンスが必要なのかを把握する
10コア以上のCPUを使う目的とは?
10コア以上CPUを使う理由はwebサーバーで使用する、エンコードを少しでも早くしたい方が利用します。一般ユーザーが10コア以上のCPUを使用してもCPUのパフォーマンスを発揮することはないでしょう。
ゲーム配信向けはどっち?
最近はゲーム配信をやってる方も多く存在します。
ゲーム配信で選ぶCPUは特にありません。理由は1台のPCで配信することは、どのユーザーでも理想ですがデメリットが大きすぎます。デメリットとは、低解像度にしないとゲームがカクツク、配信のビットレートも高く設定できずに視聴者が満足できないなど。
ゲーム配信する方はメインPCをIntel製で配信PCをAMD製にし、2台で配信をするのがコスパ的にベストでしょう。