今回紹介するのは、Windowsのフリーソフトで定番の仮想ステレオミキサー「VB-Aoudio VoiceMeeter(ボイスメーター)」の使い方について解説します。
無料で使えて、しかも便利すぎて感動します。扱い方について「ステレオミキサー(ステミキ)」や「オーディオインターフェイス」を使わない方にとっては少し使い方が難しいかもしれませんが、使用しているうちに慣れるで頑張ってみましょう。
VoiceMeeterとBananaの違いはチャンネル数などが違って無印のほうが簡易化されシンプルだけど、機能面ではBananaが優秀です。
ステミキとは何か?
簡単に言うと複数のデバイスの音の管理をする。
もっとわかりやすく言うと、ステミキを使わない場合は全ての音は1つチャンネルにまとまって出力される。
ステミキを使うと全ての音を別々のチャンネルで管理し出力される。
通常これらの音が1つとなり、パソコンに繋げてるスピーカーorイヤホン等から出ます。ステミキを使うと下のようなことも可能となる。
ステミキを使うことで可能になること
- ある特定のデバイスの音量を調整できる(入出力)
- 配信・録画の際、自分は全ての音を聞けるが、配信・録画へ出力する音の一部を聞こえなく(消音)できる
わりと便利な使い方は、友達とヘッドホンなどで音を共有する、ゲームを録画する際にVC相手の声を収録したくない。
動作要件
Windows XP、VISTA、WIN7、WIN8、WIN8.1、WIN10 32/64ビット
(MME、DX、WDM / WASAPI、KS、ASIO)
ダウンロード・インストール
VB-Aoudio VoiceMeeter 使い方
ViceMeeterをダウンロードしインストール後からの解説。まだの方はダウンロードし、インストールしてから開始してください。
Win サウンドコントロール設定
手順:1
- コントロールパネルに行く
(キーボードでWin+「control」と入力でメニューに表示、
又はWindows設定App>サウンドコントロールパネルをクリック)
- サウンドを選択しクリックしサウンド設定画面を表示
- 再生のタブをクリック
「VoiceMeeter Input」を規定のデバイスにする。
- 録音のタブをクリックし設定を変更
既定の通信デバイス:VoiceMeeter Aux Outputを選択
(相手から聞こえる音)
※手順:1の画像(再生)を参照
既定のデバイス:VoiceMeeter Outputを選択
(相手に聞こえる音)
※手順:1の画像(録音)参照
この設定が上手く出来ない場合「Windows設定App」のほうも確認。
※手順:1の画像③参照
VoiceMeeter チャンネル
手順:2
- 上の画像Aの場所に入力したいデバイスを選択する(マイクやライン入力)
(最大3つ同時に入力可能)
- 上の画像Bの場所は最終的に出力される音
「VoiceMeeter Input」
(デスクトップ上の音)
「Voicemeeter AUX」
(VCなどの通話アプリで聞こえる相手の声)
- 上の画像Cの場所で音の出力先デバイスを選択する
(自分が聴く音)
- デバイスを選択する際、それぞれ「WDM / MME / ASIO」と頭につきます。これはレイテンシーに関係します。
ASIOが使えるならASIOを使う。
VoiceMeeter 相関図
手順:3
- A
入力デバイスを選択し、A1~B2の出力するチャンネルを選ぶ(複数可能)
- B
左側がデスクトップの音(録画・配信なども出力はB-A1で管理)
右側がVC相手から流れてくる音(VCの音に関してはB-B2で管理)
- C
CにA1からB2まで合計5つのチャンネルがあり、それぞれのチャンネルは左側の同じ番号のチャンネルとリンクされてる(バス)
Cの出力デバイスは複数同時出しも可能。これが地味に便利。さすがミキサー。
チャンネルとバスの管理・フェーダー等
手順:4
- 参照 手順4の画像①
右上の小さなボタン「A1」「A2」「A3」のチャンネルは自分が聴くデバイスを選択。
ASIOがなければWDMでも。自分のデバイスにあった選択をしましょう。
- フェーダー等はダブルクリックでデフォルトに修正される。
- チャンネルのタイトルが上部に表示されているが、右クリックで変更可能。
あとは上の相関図を見てわかる通り、難しそうで簡単と言う感じです。
やりようによっては簡単にハウリングになってしまうので注意。
A1からB2までの管理をしっかり取ること。
よくわからなかったら下の画像の設定で試してみてください。
需要があれば続きを書こうかと思います。