自作ゲーミングPCパーツの選び方
まず最初に考えることとは
今回は60fpsでゲームを快適に遊べて尚且つ低予算でPCを組み立てる参考になればと思います。初心者にとって自作PCを作ることは未経験であり不安で一杯だと思います。私も一番最初にPCを組み上げるときはかなり不安でした。しかし実際に組んで見ると思っている以上に簡単なので楽しみましょう!
PCパーツを購入する前に考えることがあります。それはPC構成を考えます。
PC構成を考える内容
- 1使用する目的
今回はゲームで使用することを目的とします。
- 2予算
今回は低予算(できる限り安く)
- 3スペック(性能)
可能な限りスペックを高く
- 4拡張性
必要なUSBのタイプと数、PCIeレーン数、マザーボード基盤についているUSBコネクターの数(後で詳しく説明)
- 5何年使用するか決める
今回は3~4年を目途に考えます
これで1から5を考えたので次は必要なパーツを考えていきます。
必要なパーツ
- CPU
- マザーボード
- メモリー
- グラフィックボード(グラボ)(ビデオカード)
- ストレージ
- 電源ユニット
- CPUファン
- CPUグリス
- ケース
- Windows OS(windows 10)
必要なパーツは1~11の11点になります。単純大まかに1点1万円と考えると合計11万は必要ですがPCパーツで1万円と言う値段は比較的安いかパーツによって考えられない値段なので11万円で組むなら中古も混ぜないと無理でしょう。しかし今回は11万円にできる限り近くなるようにパーツ構成を考えて行きたいと思います。
Intelベース(価格com, Amazon参考)
項目 | 商品 | 価格 |
CPU | Intel Core i5 9600K BOX LGA1151 | 26480円 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z390-E GAMING | 31570円 |
メモリー | Corsair CMK16GX4M2A2666C16 | 7648円 |
グラボ | ASUS ROG-STRIX-RTX2060-O6G-GAMING | 46980円 |
ストレージ | Samsung SSD 1TB 860QVO | 10098円 |
電源ユニットケース | RM750 CP-9020195-JP (750W 80PLUS認証:Gold ) | 11480円 |
CPUファン | 虎徹 Mark II | 4022円 |
CPUグリス | クマグリス(ドイツ Thermal Grizzly社製 Kryonaut 1g) | 751円 |
ケース | Corsair Carbide 400C | 8610円 |
OS | Windows 10 Home 日本語版 16303円 | 16303円 |
合計163942円となりました。これはゲーミング仕様なのでゲームをやらない人ならグラフィックボードは不要なので116,962円で組めます。
さらには 116,962 円+約10数万円の好きなグラボでハイエンドPCができます。
(例: 2080super, 2080ti, SLI 1080tiなど)
AMDベース (価格com, Amazon参考)
項目 | 商品 | 価格 |
---|---|---|
CPU | Ryzen 5 3600 BOX | 24367円 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX X570-E GAMING | 36331円 |
メモリー | G.Skill F4-3600C18D-16GTZN | 14,800円 |
グラボ | MSI Radeon RX Vega 64 Air Boost 8G OC | 30780円 |
ストレージ | ストレージ Samsung SSD 1TB 860QVO | 10098円 |
電源ユニットケース | RM750 CP-9020195-JP (750W 80PLUS認証:Gold ) | 11480円 |
CPUファン | 虎徹 Mark II | 4022円 |
CPUグリス | クマグリス(ドイツ Thermal Grizzly社製 Kryonaut 1g) | 751円 |
ケース | Corsair Carbide 400C | 8610円 |
OS | Windows 10 Home 日本語版 | 16303円 |
合計157,542円になりました。AMD CPUのRyzen 5 3600は内臓GPUがないためPCモニターに映像を映す際にはグラフィックボードが必要になります。
Intel AMD 2つの構成の違い
合計価格に違いは出なかったのが自分でも驚きました。
昔はゲームはIntelで映像の綺麗さならAMDと言う感じでユーザー側も2極化し好みで選んでいたのですが、つい数年前まではIntelの1強と言う感じになってしまいました。
今となってはAMD7nmのCPUの登場によってIntelがAMDに圧倒されてるようにも見えます。
Intelは昔から価格が高いのでコスパを考えるとAMDを選びたくなりますよね。根強いゲームファンの方は常にIntel x Nvidia GeForceがお決まりの型なんですが現時点で言うと購入する方の好みで決めても問題ないと思います。
映像を映すのにグラボが必要ではないのがIntelの構成になります。CPUの中に映像を映すGPUが入っているのでゲームをやらない方はGPU内臓型のIntel CPUを選んだほうが経済的に良いです。
両社のパーツ構成の違いはメモリ, グラボの2点になります。マザーボードについては同じメーカーで性能の立ち位置も同じぐらいなので省略します。
その他パーツの補足
- ケース
このコルセアのケースは非常にコンパクトなボディーで大きなグラボや360mm簡易水冷のラジエターすら収まってしまうという2080tiすら余裕で収まります。このケースを使うとフルタワーなんて一生使いたくなくなる魔物。欠点は配線を綺麗にまとめるのが少し難しいのと、値段が安く手軽なので荒く使用しても気にならない。 - 電源
このコルセアの電源の利点は安定性もありコスパが優れてる点。
750Wを選んだ理由はRTX 2080 + このCPUと同じぐらいのCPUを使っていても650Wで事足り、何も不具合もでません。※60fpsでの環境下
なので750Wを選びました。今後エンド的な高級グラボを買うことがあるのなら1000W以上の電源を選ぶと思うのですが、あまり買い替えが出ないよう750Wにしました。
最大の魅力はケーブルが全て脱着可能なプラグイン型でしかもケーブルの感触が柔らかいので使い勝手が最高。保障も10年!因みにサーマルテイク電源ユニットもコスパが非常に良いのですが付属のケーブルが固くコンパクトなケースには相性が悪いため今回は除外しました。 - グリス
クマグリス。クマのイラストが可愛いですね!このグリスがなんだかよくわからなくてもそのうち理解するぐらい有名なブランドグリスで満足します。 - SSD ストレージ
無難なところを選びました。1GBの容量ですが余裕があるかたは2TB を推します。
構成についての簡易説明
- メモリ
Intel側はコスパ重視で選びました。コルセアのこのシリーズのメモリは非常に安定します。
AMD側は相性と見た目とパフォーマンスの3点取りで選びました。コルセアのメモリと違いメモリの速度が違うので少しのパフォーマンス向上を狙えます。 - グラボ
Intel側はASUS RTX 2060、AMD側はASUS RX Vega 64のパフォーマンス的に違いを言うなら60fpsで遊ぶなら同じような感じです。144fpsの環境なら若干ですが2060のほうが上の様です。どこのメーカーも多少クセはあるのですが
今後、マザーボードをASUS製で購入される方も多いかもしれないので今回のグラボはASUSのROGシリーズを推します。
自作PCで注意すること
- マザーボード、CPUソケットのピンを折らないこと(保障も効かなくなります)
- 作った後のメンテナンス・埃掃除を定期的に行う(ケース内、ファン、網)
- PC内の温度が高くファンの数が少ない場合はファンの数を増やし調整してみる。
(ファンの数が多ければ冷えると言うものではないので適切な数を搭載しよう) - 値段を妥協しすぎるとパフォーマンスが手に入れにくいのでお勧めはしませんが、どうしても妥協したい方はBTOパソコンの購入をおすすめします。
- 配信や動画編集をやる方はメモリーをはじめから16GBx2枚(32GB)を選んだほうが幸せになれます。